バッチ網漁業
バッチ網漁業とは動力漁船を使用し、シラスやイワシ類を効率よく漁獲方法である。
大正2年に徳島市津田町の地びき網漁業者の大和幾次郎氏によって考案されました。
その後昭和5年に権現網(ごんげん)という袋網2つを有するひき網が動力化され、この頃から小松島市和田島町ほかに普及したようです。
このシラスを茹で干したものを一般にチリメンと呼んでいます。
ただチリメンと呼ぶのは徳島県だけ?
他の地域ではどうなのでしょう?
西日本ではチリメンジャコ・チリメン・ジャコ・おジャコと呼び
東日本ではシラス干しと呼ばれる事が多いそうです。
関東と関西の好みの違い
関東ではあまり乾いていない柔らかいのが好まれるそうです。
関西ではよく乾燥した固いのが好まれてますね。
徳島でも柔らかめのものをシラス干し・やわらかチリメンと呼んで近年人気が出てきています。
たしかにスーパー等では両方みかけますね。
シラスとは?
体が透明な時期のイワシ類の稚魚をシラスと呼んでいます。
ウナギの稚魚も透明な時期にはシラスウナギと呼ばれます。
近年は保存技術や流通が発達し生のシラスを味わえる地域が増えてきました。
淡路島がシラス丼で有名になっていますが、
徳島では鳴門の漁業食堂うずしおとかで生のシラス丼が時期により食べる事が出来ます。
夏季限定の“生シラス丼”ですが
【生シラス丼(1200円)】
食べログ リンク:漁協食堂うずしお
また高知では古来よりドロメと呼ばれて酒のつまみとして人気です。
チリメンとは?
漢字で書くと「縮緬」となります。
イワシ類の稚魚を茹でて天日干しをします。
干すことにより保存性が格段に高まり、またうま味も凝縮されます。
白色で混ざりがなく味の良いものが高級とされています。